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更新日:2024.02.17 / 掲載日:2020.01.28

車の警告音の止め方とは?セキュリティアラームの種類と音の原因を解説

自動車の盗難防止などに対するセキュリティ対策のため、様々な種類のアラームが純正機能として搭載もしくはオプション機能などとして販売されています。
しかし、実際に自動車のセキュリティアラームが鳴った場合、普段聞きなれない警告音に驚き対応に焦ってしまう方も多いのではないでしょうか。
ですが、あらかじめアラームの種類や原因を知っていれば、急な警告音に焦る必要はありませんし、原因を説明できれば同乗者の方にも余計な不安を与えなくて済みます。

ここでは、セキュリティアラームの種類と、その警告音が鳴ってしまう原因について解説します。

車の警告音!セキュリティアラームの特徴と種類とは?

グーネット編集チーム

車から警告音が鳴るのは盗難対策機能が搭載されているためで、これらは通称セキュリティアラームと呼ばれています。セキュリティアラームは盗難の疑いがある場合に、警告音を発して周囲への警告および犯罪者に対するけん制を行うため、盗難対策としては効果が高くなります。
セキュリティアラームはその構造によって種類分けがされていて、それぞれメリットやデメリットがあります。

クラクションタイプ

車のクラクションを警告音として流用するタイプで、運転時に使用しているクラクションと似た音が警告音として鳴らされます。
クラクションを流用しているため、クラクションの配線を切られると警告音が鳴らなくなってしまう点がデメリットとなり、防犯性能はあまり高くありません。

センサー一体型

センサー一体型は、車に対する異常を検知するセンサーと警告音を発するアラームが、一体化しているタイプです。

センサーとアラームが一体化していることで、比較的簡単に設置することが可能ですが、設置が簡単ということは解除も比較的簡単にできてしまうという側面もあるため、手慣れた犯人の犯行であれば大きな効果は期待できないかもしれません。

センサー分離型

センサー分離型は、センサーとアラームが分離独立しているタイプのセキュリティアラームです。
センサーとアラームを別に設置できることで、素早い解除や無効化が難しく、盗難防止効果が最も期待できます。ただし、効果が高い分だけ他のタイプに比べて値段が高くなることと、適切な設置場所を選ばなければ効果を最大限に発揮できない点については、多少の考慮が必要となります。

車の警告音が鳴るのはどんな時?

セキュリティアラームが作動する条件は、主に不正な方法による開錠を試みた場合ですが、いくつか細かく見ていきましょう。

不正な方法による開錠

不正な方法とは、正規の方法以外でドアロックが解除された場合ですが、最近の車であればスマートエントリーやキーレスエントリーによるドアロック後に鍵穴を使って開錠した場合も不正とみなされるケースがあります。

これはドアロック時に鍵穴を使わなければ、開けるときに鍵穴が使用された場合は所有者以外が開錠を試みていると判断し、セキュリティアラームによる警告を発するためです。

つまり、普段からスマートエントリーやキーレスエントリーを使用することがセキュリティにつながっているのですが、ロックした後にリモコンの電池が切れた場合で鍵を使用してもアラームが作動しますので、この点は注意が必要です。

内側から開錠された場合

スマートエントリーやキーレスエントリーでドアロックした後に、車内に残った人が鍵を開けてしまう場合にもアラームが作動してしまいます。
鍵は車外からかけることが前提であるため、車内からの開錠は不正と判断されるケースがあります。

誤作動

誤作動の可能性は低いでしょうが、まったくないケースではありません。
バッテリーの電圧が低い場合や、ボンネットの開閉スイッチの接触不良などにより、誤作動を起こすケースがあります。

また、誤作動とは少し異なりますが、旧型の車の場合に合鍵を使うことでセキュリティアラームが動作するケースがありました。ここ数年内の車であれば問題ないでしょうが、そのようなケースもあるとも念頭に置いておきましょう。

車の警告音が鳴ったときの止め方

グーネット編集チーム

セキュリティアラームが作動してしまった際の止め方は2つあります。

スマートキーやリモコンキーを操作する

アラームが鳴ってしまっても、スマートキーやリモコンキーによる正規の開錠手順を踏むことで、アラームを止めることができます。車の所有者でなければスマートキーなどは所持していないため、開錠した人が所有者である確認ができるためです。

エンジンを始動させる

シンプルですが確実な方法です。当然ながらエンジンキーは所有者が所持していますので、エンジンを始動させることでアラームを止めることができます。
これは、前述のドアロック後にスマートキーやリモコンキーの電池が切れてしまったケースでのアラームの止め方となります。

まとめ

セキュリティアラームは所有者以外が鍵の開錠を試みた場合に不正として判断し警告音を発しますが、家族とドライブに行く場合などは少し煩わしく感じるかもしれません。
そのため、車内のタッチパネルなどからセキュリティアラームの設定ができるケースが多いので、必要に応じて解除するなど対応は可能です。

その場合は、別の防犯機能を併用するなどして、盗難防止対策はしっかりとしておく必要があるでしょう。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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